ビーフジャーキー:自宅で楽しむ簡単レシピ
はじめに
ビーフジャーキーは、その濃厚な旨味と噛み応えで多くの人に愛されるおつまみ・保存食です。市販品は手軽に購入できますが、自宅で自分好みの味付けで作れたら、もっと贅沢な楽しみ方ができると思いませんか?今回は、特別な調理器具や複雑な工程なしで、ご家庭でも美味しく作れるビーフジャーキーの簡単レシピをご紹介します。材料さえ揃えれば、意外と手軽に作れるので、ぜひ挑戦してみてください。
材料
- 牛もも肉(赤身):500g
- 醤油:大さじ4
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- おろしにんにく:小さじ1/2
- おろし生姜:小さじ1/2
- 粗挽き黒胡椒:適量
- (お好みで)チリパウダー、パプリカパウダーなど:少々
下準備
肉の選び方
ビーフジャーキーを作る上で最も重要なのが、肉の選び方です。赤身の多い牛肉が適しており、特に牛もも肉は脂肪が少なく、ジャーキーにした際の食感が良くなります。脂身が多いと、調理中に溶け出したり、保存性が悪くなったりする可能性があるため、できるだけ赤身を選びましょう。薄切り肉ではなく、ある程度の厚みがある方が、噛み応えのあるジャーキーに仕上がります。5mm〜1cm程度の厚さがおすすめです。
肉のカット
購入した牛もも肉は、厚さ5mm〜1cm程度にスライスします。冷凍庫で少し凍らせてから切ると、薄く均一に切りやすくなります。肉の繊維に沿って切るか、繊維を断ち切るように切るかで食感が変わります。一般的には、繊維を断ち切るように切った方が、噛み切りやすく、食べやすいジャーキーになります。
下味をつける(マリネ液)
ボウルに醤油、みりん、酒、砂糖、おろしにんにく、おろし生姜、粗挽き黒胡椒、(お好みで)スパイス類を全て入れ、よく混ぜ合わせます。これがマリネ液となります。
スライスした牛肉をマリネ液の入ったボウルに入れ、全体にしっかりと絡ませます。空気を抜くようにラップをし、冷蔵庫で最低でも3時間、できれば一晩漬け込みます。これにより、肉に味がしっかりと染み込み、風味豊かになります。
調理方法
フライパンで焼く方法(簡単・手軽)
マリネ液から牛肉を取り出し、キッチンペーパーで表面の水分をしっかりと拭き取ります。これは、焼く際に余分な水分が蒸発するのを防ぎ、香ばしく仕上げるために重要です。
フライパンに少量の油(分量外)を熱し、牛肉を重ならないように並べ入れます。中火〜弱火でじっくりと両面を焼いていきます。焦げ付かないように注意しながら、表面に焼き色がつき、火が通るまで焼いてください。火の通り加減は、お好みですが、中心部がほんのりピンク色くらいで止めると、ジューシーに仕上がります。焼きすぎると硬くなりすぎるので注意しましょう。
全ての肉を焼き終えたら、バットなどに並べ、粗熱を取ります。
オーブンで焼く方法(より本格的に)
マリネ液から牛肉を取り出し、キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取ります。
オーブンシートを敷いた天板に、牛肉を重ならないように並べます。
100℃〜120℃に予熱したオーブンで、30分〜1時間程度焼きます。焼き時間は、肉の厚さやオーブンの機種によって調整してください。時々様子を見て、焦げ付きそうであればアルミホイルをかぶせるなどして調整します。肉が乾燥しすぎないように注意しましょう。
焼きあがったら、オーブンから取り出し、粗熱を取ります。
乾燥させる工程
フライパンやオーブンで焼いた後、さらに乾燥させることで、よりジャーキーらしい食感と保存性が得られます。
食品乾燥機(フードドライヤー)を使う方法
調理済みの牛肉を食品乾燥機のトレイに並べます。
60℃〜70℃程度に設定し、数時間乾燥させます。肉の厚みや乾燥具合を見ながら、好みの硬さになるまで乾燥させてください。触ってみて、表面が乾いていて、しかし内部はまだ少ししっとりしているくらいが美味しいです。
オーブンで低温乾燥させる方法
調理済みの牛肉を、オーブンシートを敷いた天板に並べます。
60℃〜70℃に予熱したオーブンで、扉を少し開けた状態(木べらなどを挟んで隙間を作る)で、数時間乾燥させます。こちらも、肉の厚みや乾燥具合を見ながら調整してください。
天日干し(気温・湿度に注意)
直射日光が当たる風通しの良い場所で、網などに乗せて天日干しをします。ただし、気温や湿度が高い時期は、雑菌が繁殖するリスクがあるため、避けた方が無難です。衛生面を考慮し、乾燥機やオーブンでの乾燥がおすすめです。
保存方法
完全に乾燥して粗熱が取れたビーフジャーキーは、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。
冷蔵庫で保存すれば、1週間〜2週間程度は美味しくいただけます。さらに長期間保存したい場合は、小分けにして冷凍保存することも可能です。冷凍する際は、空気をしっかり抜いたラップやフリーザーバッグに入れてください。
アレンジ・応用編
スパイシービーフジャーキー
マリネ液にチリパウダー、カイエンペッパー、パプリカパウダーなどを加えることで、ピリ辛で刺激的なビーフジャーキーになります。辛さの度合いはお好みで調整してください。
ガーリック&ハーブビーフジャーキー
おろしにんにくの量を増やしたり、ローズマリーやタイムなどのハーブを刻んでマリネ液に加えることで、香りの良いジャーキーに仕上がります。
甘辛味ビーフジャーキー
砂糖の量を増やし、はちみつやメープルシロップを少量加えると、甘めの味付けになります。お子様にも人気のある味付けです。
鹿肉や猪肉での挑戦
ジビエ(狩猟で得た鳥獣の肉)でもビーフジャーキーは作れます。ただし、脂肪の少ない部位を選び、臭みが気になる場合は、牛乳に短時間漬け込むなどの下処理を行うと良いでしょう。
美味しく作るためのコツ
- 肉の水分をしっかり拭き取る:焼く前、乾燥させる前には、キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取ることが、香ばしさや衛生面で重要です。
- 焦げ付きに注意:フライパンで焼く際は、火加減を調整し、焦げ付かないように注意しましょう。
- 乾燥させすぎない:乾燥させすぎると、硬くなりすぎてしまうことがあります。時々様子を見て、好みの硬さになったら乾燥を止めましょう。
- 衛生管理:生肉を扱うため、調理器具や手は清潔に保ち、食中毒には十分注意してください。
まとめ
自宅で手作りするビーフジャーキーは、市販品にはない自分好みの味付けや食感を楽しめるのが魅力です。今回ご紹介したレシピは、特別な技術や器具を必要としないため、初心者の方でも気軽に挑戦できます。材料の選び方や下準備、調理・乾燥の工程を丁寧に行うことで、驚くほど美味しいビーフジャーキーが完成します。ぜひ、この機会にご家庭で手作りビーフジャーキー作りに挑戦し、お酒のお供や非常食として、この自家製ジャーキーを存分に味わってください。